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タイトルと内容は大きく異なります。

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“くまモン”の生みの親、小山薫堂の仕事哲学を知る

 

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 先日の鈴木敏夫さんに引き続き、今回は「くまモン」や「おくりびと」という数々のヒット作を世に送り出した小山薫堂氏の仕事哲学に触れてみようかと思う。まず、読んだ感想としては、仕事だけでなく日々の生活に活かせる発想が沢山あるなと感じた。何気ない一日一日に彩りを加えることがどれだけ私たちの生活をワクワクしたものにしていくのだろう。この記事を読んだ人も、ちょっとだけでいいから意識して生活するだけで楽しくなるってことを分かっていただけたらと思う。

 

 

小山薫堂 幸せの仕事術―つまらない日常を特別な記念日に変える発想法

小山薫堂 幸せの仕事術―つまらない日常を特別な記念日に変える発想法

 

 

目次

・The boring day is changed the special day〈つまらない一日を特別な一日に変えよう〉

・Your happiness is my happiness〈あなたの幸せは、私の幸せでもあります〉

・There is the inspiration at 3 meter circle of me〈アイデアのタネは日常の中にある〉

・Empathy drives the human society〈共感が社会を動かす〉

・We must enjoy our life〈人生、楽しまなきゃ損でしょ〉

 

 

・つまらない一日を特別な一日に変えよう

 

 小山薫堂さんは、非常にお節介だと思う。小山さんは、「企画とはサービスである。サービスとは思いやりである。」と社員の人に何度も伝える。人に何かしてあげたいという思いがあるからこそ、そこでハッとする気づきが生まれる。

 企画とは、突飛な思いつきや天才による閃きなどではなく、日常から発想し、日々、目にするものや接する事象を視点次第でより面白くしたり、特別なものにしてあげるという点です。ここで、重要なのはこの企画とは、発想で終わるのではなく、しっかり実行に移してこそ意味のあるモノになるということ。思いつく人は、世の中に沢山います。だからこそ、しっかりと実現するところまで持っていくのが重要なんだって。

 どんな仕事でも、応用できることであるから、仕事でも、プライベートでも、楽しくやって欲しいな。

 

・あなたの幸せが、私の幸せ

 

 小山さんの根底には、「誰かを喜ばせたい」という思いがあります。その思いが形になっているのが、今の仕事である企画コーディネーターのお仕事。

 どうやって人を喜ばせようか?という発想は、好きな女の子に対する感情と似ている。好きな女の子をデートに誘うってなった時、すごいドキドキとワクワクがあります。その女の子が喜んでもらうためのデートコースを一生懸命考える、これの延長が企画につながっていきます。友達が遊びに来るとき、美味しいものを食べに行ったり、ごちそうしますよね。これも、延長には企画があるわけです。

 「企画とはサービスである。サービスとは思いやりである。」どうやって人を喜ばせるか、この一点に尽きます。それぞれの世界で何が求められているか、今の仕事に人は何を欲しているか、察する力を身につけるということ。思いやりを持って、物事に取り組めているか、自問自答しなければいけません。

 小山さん曰く、不特定な誰かに喜んでもらうのは、想像するのも難しいと。じゃあ、誰をよろこばせるか、身近な人です。例えば、会社では、上司の求めている期待を超える成果を出すということ。プライベートでは、彼女や奥さんに喜んでもらうために、サプライズで美味しいご飯を食べさせたりとか。非常に大変なこともあるかもしれないですが、喜んでもらった人の笑顔を見れば、充分報われるよねと小山さんは言います。

 

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・アイデアのタネは日常の中にある

 

 インターネットからネタを探そうと思っても、面白いアイデアは生まれない。面白いアイデアを考える人は、常に人とのコミュニケーションを楽しんでいるし、何気ない景色でさえも人とは違った視点で見ることの出来る人です。ここで大事なのは「ネタ」ではなく「タネ」だということ。面白い体験だったり、人との会話をなんとなく覚えていて、アイデアをストックする感じです。

 小山さんだけではなく、ジブリの宮﨑駿も、日常の経験から着想を得て、物語を創っていきます。有名なのは、千と千尋の神隠しですね。あれは、鈴木敏夫の夜な夜なやっているミーティングから生まれた話でした。ある人が、キャバクラ嬢の顔は客に見せるものと、休みの時の顔は大きく違くて、お金稼ぎのために頑張ってキャバクラ嬢をやっているという話をしたんですね。その話を宮﨑駿はよく覚えていて、あの物語が出来上がったらしいです。

 面白いことが生まれるのは、人と人が出会うことの化学反応で生まれることが非常に多い。そんな期待感を常に持っていたら毎日が楽しくなりそうですね。

modestflat.hatenadiary.jp

 

・共感が社会を動かす

 

 SNSが成熟しつつある現代は、一人の人が「good!!」と投稿すれば、数十人も「good!!」と思う時代になっています。つまり、個人がメディアとして成立している社会が出来上がりつつあるということです。

 ゆるキャラの中でも、くまモンが傑出しているのは、マーケティングやブランディングが上手なのももちろんですが、なにより熊本県民の皆さんがくまモンを誇りにもっているからだと思うのです。

 自分の暮らしている土地に誇りを持つということは、非常に大切なんだと思います。よく言うのが、東北人は、自らをプレゼンテーションするのが、あまり得意ではないということです。東北人だけではなく、田舎の人はプレゼンテーションをするのがあまり得意ではないと感じます。なぜなら、自らの育った土地に価値を見出しにくいからなんですね。本当は、素敵な価値にできる資源が多くあっても、気がつかないというパターンが多いそうです。自分の住んでる土地に誇りを持つことのできる取り組みは、もっと進んで欲しいですし、将来的にやってみたい取り組みの一つです。

 話が逸れてしまいましたが、大事なのは、これから書く3つです。一つ目は「共感」、共感がこれからの広告を作る時代になっています。二つ目に「頼り上手になること」、お願いの仕方はもちろん、誰にお願いするかで企画の成功率は大きく変わります。コミュニケーション上手が活きるのは、こういうところかもしれないですね。最後に「おもいやり」を持つということ。ネガティブな共感や負のインセンティブは、人々の心を萎縮させていsまいます。これからは、ポジティブな共感が広がっていく。そのためには、一人ひとりが関わる人に思いやりを持って接することが大事になってきます。

 

・人生、楽しまなきゃ損でしょ

 

 こんだけ書いたけれど、自分の人生が楽しくなければ意味は無いです。自分が楽しいありきの仕事だったり、思いやりだったりするので。

 小山さん、非常に素敵なことを書いています。そのまま、引用させていただきます。

 

「べき」「ならない」から自分を開放する

 そういう意味で言うと、「仕事に失敗すること=負け」と思っていたら不安にもなりますけど、失敗したら失敗したで、面白い人生になりそうだなと思える柔軟性を持つのは、非常に大切なことだと思います。

 「何かしなくてはいけない」「ここに辿り着かないと正解ではない」と思ったら暗くなってしまいますが、それはそれでいいじゃないか、と思えばいい。

 そもそも、「こうしなければならない」という規制なんて、本当はもとからないんですよ。自分の人生は自分で決めるものです。

 ですから、八方塞がりになった時にも、それくらいのことで潰されてしまうのなら、その道はその程度だったと思えばいい。同時に、それよりも別なところに、自分にとってもっと確かなものがあるはずだと考えれば、意外と楽になると思うんです。

 それに、もし、本当にきついのであれば、会社を辞めるという選択肢もあります。それこそ、戦国時代じゃないのですから、そこで「おぬし、切腹じゃ」なんていわれることもありません。辞めてしまっても、絶対生きていける世の中だと思うし、本当に大変な国は、日本以外にもたくさんある。この豊かな国に、この時代に生きているだけでも、僕は幸せだと思うんですよ。

 

 

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 すんごく心に沁みました。この文章を読んで、今年小山薫堂さんに会おうと思いました。会いに行く手段なんてがむしゃらにやればなんとかなるはず(笑)現時点での、プライオリティは低いですが、ほんとに直接会ってお礼がしたいですね。